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オンラインカジノのルーレットで勝ちやすい賭け方はあるか考察

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ブックメーカーの話からは少し脱線してしまいますが、ルーレットの賭け方について考察したいと思います。

 

というのも、ブックメーカーのサイトはオンラインカジノを併設している場合が多いからです。

 

特に、大手ブックメーカーサイトだとだいたいオンラインカジノを併設しています。

 

 

そのため、大手サイトを使ってブックメーカーをやっている人は少なからずオンラインカジノの広告を目にしていると思います。

 

その中でも、カジノ初心者の人にも一番わかりやすいゲームはルーレットだと思います。

 

この記事では、ルーレットにもし賭けるなら、どの賭け方が一番いいのかを、具体的な数字を根拠にして説明します。

 

 

ルーレットのルール

カジノ未経験者のために、まずはカジノ(orオンラインカジノ)でのルーレットのルールを簡単に説明します。

 

ルーレットには、0〜36までの37種類の数字があります。

 

後述しますが、この0の存在が、プレーヤーが勝てない仕組みを作っています。

 

そして要するにどの数字が出るかを当てるゲームです。

 

当て方(賭け方)はもちろん何種類もあります。

 

数字をピンポイントで当てる賭け方もあれば、偶数か奇数かを当てる賭け方もあります。

 

そこで、まずはどのような賭け方があるかを、一般的なルーレットを例にとって列挙してみます。

 

 

ルーレットの賭け方一覧

 

 

RED or BLACK(赤or黒)

0を除く各数字には、赤か黒かの色が割り当てられています。

そのどちらが出るかを当てます。

配当は2倍です。

 

ODD or EVEN(偶数or奇数)

ODDというのは奇数、EVENといのは偶数のことです。

こちらはそのまま、偶数か奇数かを当てる賭け方です。

0は除きます。

配当は2倍です。

 

HIGH or LOW(ハイorロー)

読んで字の如く、1〜18か、19〜36のどちらかを当てます。

配当は2倍です。

 

DOZEN(ダズン)

1〜12、13〜24、25〜36のうちのどれかを当てる賭け方です。

配当は3倍です。

 

COLUMN(カラム)

列を当てる賭け方です。

36の数字を縦に割って3列ずつに分けます。

3の倍数、3の倍数+1、3の倍数+2の3種類です。

こちらも配当は3倍です。

 

LINE(ライン)

6つの数字に賭けます。

配当は6倍です。

 

CORNER(コーナー)

隣接する4つの数字に賭けます。

配当は9倍です。

 

STREET(ストリート)

隣り合う3つの数字に賭けます。

36個の数字を横に割って、3つの数字に賭ける方法です。

12通りの賭け方があります。

配当は12倍です。

 

SPRIT(スプリット)

隣り合う2つの数字に賭けます。

配当は18倍です。

 

SINGLE(シングル)

こちらは、唯一の数字に賭ける方法です。

配当は36倍です。

 

 

期待値を求める

次に、それぞれの賭け方の期待値を求めます。

 

上で一覧にした10種類の賭け方を、

2倍配当、3倍配当、6倍配当、9倍配当、12倍配当、18倍配当、36倍配当の7種類に分けます。

またここでは、それぞれ1ドルをベットすることと仮定します。

 

期待値は、(起こりうる確率)×(配当)という式で求めることができます。

 

つまりこの場合だと、

(当たる確率)×(当たった場合の配当)+(外れる確率)×(外れた場合の配当)という式になります。

 

例えば2倍配当の場合

当たる確率:18/37(0があるので、2分の1にはなりません)

当たった場合の配当:1ドル

外れる確率:19/37

外れた場合の配当:-1ドル

 

以上のようになります。

よって求める期待値は、

18/37×1+19/37×(-1)=-1/37≒-0.027ドル

ということになります。

つまり、2倍配当に賭け続けると、平均して1回当たり0.027ドルを失うということです。

数回ではこの数値には収束しませんが、例えば1万回繰り返せば、-270ドルぐらいに落ち着くでしょう。

 

同じように他の場合も考えてみます。

 

3倍配当の場合

18/37×2+19/37×(-3)=-1/37≒-0.027ドル

 

6倍配当の場合

18/37×5+19/37×(-6)=-1/37≒-0.027ドル

 

9倍配当の場合

18/37×8+19/37×(-9)=-1/37≒-0.027ドル

 

12倍配当の場合

18/37×11+19/37×(-12)=-1/37≒-0.027ドル

 

18倍配当の場合

18/37×17+19/37×(-18)=-1/37≒-0.027ドル

 

36倍配当の場合

18/37×35+19/37×(-36)=-1/37≒-0.027ドル

 

 

つまり、理論上どの賭け方をしても平均1回あたり0.027ドル減るわけです。

 

そのため、ルーレットには賭けるべきでは無いというのが結論であり、賭けるならばどの賭け方をしても期待値は同じであるということになります。

 

ちなみに、0の存在がこの-0.027ドルを生み出しています。

例えば0の無い、1〜36までの数字だけから成るルーレットがあれば、(ありませんが)期待値は0、つまり賭け続ければ収支はプラマイゼロになります。